前回、Frogと言う会社に37歳という年齢や未経験からエンジニアについて意見をもらうように移民コンサルタントさんにアドバイスを頂いた。
そこでその日のうちにFrogの海外就職説明会というオンラインのセミナーの応募フォームを記入し、翌日のイベント参加を決めた。
当日参加してみると大変人当たりの良いスタッフの方がZoomを使って会社の説明から海外留学、そしてその後の現地就職までの道のりについて説明して下さった。
結論から言うとこの説明会が非常に良く、やる気が出てきたのは間違いない。
今回参加した説明会は無料だったが、その後の個別の相談会は有料だと思っていた。しかし実際はそれも無償。この会社は相談者からはビザの代理申請など、限られたメニューでしか料金を取っていないとのことだった。
それでは何で収益を得ているのかというと、相談者が就職を決めた時に就職先からコミッションをもらっていると説明していた。優秀な人材を得たい企業と現地就職したいエンジニアをつなぐWin-Winなエコシステムができあがっているのだ。
「だから、皆さんが目標を達成してくれることが私たちの収益になるので全力でサポートします。」うーん、何て健全な会社なんだ。
説明の中では「企業に紹介するからには誰でのウェルカムでは無い」と言う事も付け加えられた。ますます地に足を付けた考え方だと思った。世の中には「○ヶ月で未経験からエンジニア」とか未経験者、初心者、情報弱者をおとしめる宣伝文句が多すぎる中でしっかりと現実を伝えてくれる。
ただし、「誰でもウェルカムでは無い」ということの意味は、年齢や性別、職歴について言っているのでは無かった。「企業に紹介できるエンジニアとしてのスキルや英語力に到達できなければ企業には紹介できない」と言う意味だった。就職を保証するものではないことは分かっている。当然だ。
逆に言えば、企業に紹介できるエンジニアとしてのスキルと英語力さえ身に付ければいいだけの話だ。非常にシンプルで分かりやすい。努力でどうにかなることはどうにかすればいいだけだ。
そして最後の質疑応答で聞いたこと。この質問をすることが目的で参加した説明会だ。私は問い合わせようチャットに質問を書き込んだ。
ゆんと申します。
貴重なお話を頂きありがとうございました。カナダでは年齢は就職のしやすさに影響がありますでしょうか。
37歳と言う年齢が不利な要素になるのか、実態を知りたい次第です。
頂いた回答は、「年齢は関係ない」だった。そもそも就職希望時に企業に提出するレジュメには年齢、生年月日はおろか、性別も書かないし顔写真も貼らないらしい。
私が日本で就職したときの履歴書とは大違いだ。そしてスキル、その人が会社に利益をもたらす人材かどうかという基準以外では合否を判断してはいけないと言うことになっているらしい。
実際には面接して無意識のうちに人種や年齢が合否の判断に影響を与えてしまうこともあるかも知れないのだが、少なくとも表向きはそういうことはしないことになっていると言う事に安心した。
安心すると同時に俄然やる気がわいてきた。努力でどうにかなることで合否が決まるのであれば、必ず合格を勝ち取らなければならない。ここからは自分自身の努力の成果が問われるフェーズなのだ。
私はFrogを紹介してくれた移民コンサルタントさんに、年齢は関係ないこと、就職に必要なスキルを身に付ける事は簡単では無いがこのままエンジニアを目指すことを決めたことをメールした。
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