3月は一度もブログを更新しなかった。カナダへの永住権の取得を目指す過程で特筆すべき状況の変化がなかったからだ。
しかし、エンジニアとして職を得るための活動は毎日行っているので、少し技術的な内容になってしまった恐縮だが、3月にどのようなことに時間を使ったかについてここで少しまとめる。
結論から言うと、HTML/CSSのチュートリアルをしていても面白くないので、実際に役立つWebアプリを作ってリリースしようと思ったのでその開発を行った。
<すんなりとできたこと>
- ローカル開発環境でJSPからサーブレットにデータを渡す
- サーブレットで計算した値をJSPに戻す
- サーブレットからMySQLにデータを登録
- サーブレットでMySQLのデータにアクセスしてデータを取り出す
<苦労したこと>
- 本番のウェブサーバーを契約してプロトタイプを公開する
世の中の諸先輩方がブログやウェブサイトで解説記事や困った時の対処方法を書いていて非常に助けられた。独学の私にとっては無くてはならない存在だ。私も困ったことの対処法などメモしているものをブログで公開して同じところでつまづく人の役に立たなければならないだろう。
上記の「すんなりとできたこと」はこれらの諸先輩方の記事のたまものである。そしてこれは3月に入ってからの1週間でできた。
そしてウェブサーバーを契約してプロトタイプを公開するというところに3週間の時間がかかってしまった。
エクセルVBAしか知らなかった私にとっては、ローカル開発環境で問題なく動くプログラムが本番では動かないということが非常に衝撃だった。
静的なWebページは何の問題もなく表示されるのだが、サーブレットを使う部分がどうしてもうまく機能せずに時間を使ってしまった。3週間も毎日3時間以上調べ続けても進展がない日々がつらかった。
いろいろと設定を変えたり、ファイルの保存場所を変更したりする過程で、ローカル環境もうまく表示できなくなってしまったときなど、一瞬ではあるがエンジニアを目指すことを諦めてしまいそうになった。
Youtubeやブログなどエンジニアの諸先輩方の意見を見て、エンジニアはわからないことはネットで調べて自己解決する力が大事だと知り、今はまさに調べる力と忍耐力を付ける修行の時期だと思って耐えた。
そしてこの修行の時間は決して無駄ではなかった。ローカルで作ったウェブサイトが本番で公開できない3週間の間で学んだのは以下のようなことだ。
Webアプリのディレクトリの構成の作法
WEB-INFに入れたファイルはクライアントに公開されない事
コンテキストルートからのパスでファイルの場所を指定するという考え方
このディレクトリにはこういうデータを入れておくモノというこの業界のルール
私がフォルダと呼んでいる者は業界ではディレクトリという事
統合開発環境を使うという事と本番にアップロードする事のギャップ
Eclipseで開発すると実行時にIDEがコンパイルしてくれるが本番にアップロードするときは自分でコンパイルしたプログラムを用意しなければいけないこと
IDEがweb.xmlを用意してくれているが、本番ではマッピングなど自分で設定しないといけないものがあること
アプリケーションサーバーにインストールされているJavaのバージョンに合わせてコンパイルしなければならないこと
コンパイルするのに必要なjarデータというのが必要で、自分の必要なバージョンのものを入手しなければならないこと
プログラミングはエンジニアのスキルのごく一部である事
今回、本番環境にアップロードする中で上記のような様々なことを知ることができた。HTML/CSS/JavaScriptで見た目だけを作っていたときは気づかなかったがプログラミングはエンジニアに必要なスキルのごく一部だ。
これからもどん欲に知識と技術を吸収していきたい。
<ゆんの電子書籍>ゆんの電子書籍はすべてkindle unlimitedで読み放題です!