カナダ永住権取得への道

カナダの永住権取得を目指している30代男性のブログです。

移民コンサルタントさんと初対面のセッション内容と感じたこと①【第11話】

前回の記事から20日間も経ってしまった。

 

私が有給休暇を取れた日程の都合で移民コンサルタントさんとのセッションの設定が3週間も先になってしまったためだ。

 

さて、本題の移民コンサルタントさんとのセッションの話に移ろう。

結論としてはまずまず満足の結果だった。やや疑問点もあるが、話が具体的に前に進んだ事については紛れもない事実だし、話の進め方についても満足のいくものだった。

 

移民コンサルタントさんとのセッションは大まかに以下の流れで進んだ。

 

  • 事前に提出していた内容に対して先方からの追加質問
  • こちらから聞きたいこととそれに対する回答
  • 今後の方向性について大まかな方針作り

 

一方的に話を進められた訳で無くこちらの意思を聞きながらそれに応える形で対話を進めて下さったので、誤解が無く満足のいくセッションとなった。

 

逆に言えば自分がどうしたいかという意思を持っていなかったり、受け身ベースで臨むと満足のいくセッションにはならないであろうと感じた。

 

このブログを読んで下さっている方の中には、「移民に関する知識など何も無いからこそ相談しているのだ。どうしたらいいか聞いているのに、どうしたいかばかり聞かれても困る」という考え方もあるだろう。

 

それはもちろんその通りだ。その通りなのだが、ある程度は自分でネットで情報収集をしておいて、自分なりに永住権取得までの道をシミュレーションし、それができるかどうかをどんどん質問としてぶつけていくような方が疑問点も残らずよいセッションになると思う。

 

海外への移住を目指している時点で自分で調べて進める積極性は必要だと思う。

 

というわけで、コンサルタントさんが良かった悪かった、と言うのは自分自身の積極性、事前準備にかかっていると感じた。やや逆説的だがコンサルを使いこなせるかどうかはクライアント次第なのだ。

 

次のセッションの時にはこちらで調べたことをさらに詳細にまとめ、質問したい点を具体的にして予めメールで送ることにしよう。自分で調べられることは自分で調べ、専門家に調べてもらうべき事は予め調べて置いてもらう。このスタンスだ。

 

それでは初セッションでどのような話になったのか3つの論点について触れたい。

  • 事前に提出していた内容に対して先方からの追加質問

聞かれたことは優先順位をどう考えるかと言うこと。優先順位とはどういうことかというと、絶対に永住権を取得したいが永住権取得までの期間は問わないとか、逆に○年以内に永住権取得したいが期限までに取れなければ諦めるとか、住む場所とキャリアのどちらを優先に考えるか、と言った事。

 

我が家の場合は永住権取得を希望しているので、取得よりもタイミングを重視していている人がいると言う事は新鮮だった。

  • こちらから聞きたいこととそれに対する回答

こちらから聞いたことは妻が「自営業カテゴリ」への申請が受理される可能性があるかどうかだ。

 

妻がイラストレーターとして細々とではあるが活動しているので可能性の一つとして気になっていた。

 

しかし、こちらは残念ながら結論としてはNoだった。少しでも収入があれば申請はできるのでは無いかと考えていたが、カナダに移住後生活を成り立たせることができる事を証明しなくてはならないという点で非常に厳しいとのことだった。

 

具体的に既にいくら稼いでいるなどと言った収入の要件があるわけでは無いのだが、生活が成り立つことを説明するのに常識的に必要な収入が得られていることや収入を得られる見込みがある事を説明しないといけないらしい。また、永住権の申請から解答があるまでの期間も2022年10月現在で4年近くを要するとのことで、期間にこだわらないとしてもさすがにあまりにも時間が掛りすぎるのでこのカテゴリーでの申請は断念した。

 

  • 今後の方向性について大まかな方針作り

妻のイラストレーターの自営業としての申請は現実的でない事が分かったので、結局、薄々分かってはいた進学をしてポスグラ(Post-Graduation Working Permit)をゲットするというルートを目指すという方向性に決まった。

 

ポスグラはカナダ政府によって認定された教育機関の、認定された教育プログラムを終了することによって修学期間に応じた就労権が得られるというものだ。

 

永住権を取得する為のプログラムはスキルドワーカープログラムだ。「スキルドワーカー」として認められた職種での就労経験を積む事によって永住権の申請をすることができるというものだ。

 

つまり、将来就きたい仕事を決めて、その仕事に直結した学習ができる学校、プログラムを探すことになる。

 

そんな中、コンサルタントさんが私にしてくれた提案が大学院への進学だった。大学院に進学できれば学歴スコアも上がるし、よりよい条件で職に就けるというアドバイスもあり、大学院への進学について検討を進めていくことがさらなる方針として決定したのだが・・・(次回へ続く)

 

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